《1》投資をいかに抑えるか という視点で、

少し特徴のある低投資事例を記載したいと思います。
それは、「店舗内店舗」という考え方です。

催事契約に近い考えですが、既存の店舗の空きスペースの有効活用になります。
例えば、ご自身で飲食店を営んでいる場合は、

・厨房スペースの1区画で「宅配事業」を導入する

・夜のみの営業であれば「ランチで勝負できる事業」を導入する

などですが、もちろん新規開業の場合も、

スペースが空いている飲食店の1区画を貸してもらうことにより、

低投資での出店が可能となります。
ご自身で事業導入の場合は、物件取得費や改装費などの大幅なコストカットができるとともに、
□ 余計な家賃、人件費が必要ない
(新規事業が立ち上がったタイミングで新規スタッフを増員できるため)

□ 本業への集客効果にも繋がる

というメリットが生まれます。
新規開業の場合は、まずは、場所の交渉という形になりますが、

「集客相乗効果」を全面に打ち出した「催事契約交渉」を既存店舗におこなう、

という形です。ただし、低投資の分、長く商売できる可能性は減っていきますので、

(既存店舗撤退などの場合、そこで商売継続は不可能なため)

「やど」選びは慎重に進める必要があります。

 

このような、「併設業態」「店舗内店舗」の新規事業の導入を検討する場合に、

最も重要な視点は、

「新規集客力(ノウハウ)があるかどうか」という部分になります。

このような業態は「お店の顔(看板)」が作りづらく、看板以外での集客をしていく必要があり、

また、この部分が強くないと、既存店舗への相乗効果が生まれないためです。
そこで、「集客ノウハウを蓄積」という視点で業態を紹介したいと思います。

今回は併設店舗を中心に、わずか1年半で30店舗以上に拡大し、

「飲食店再生率100%」を誇る「淡路島カレー」を紹介していきます。