昨年末に私が携わった出店事例なのですが、
”20坪家賃40万円の路面店”にたった100万円で開業できた事例です。
元々、ある洋食店の店長Aさんから「独立したいが100万円しかもっていない」
という相談をずっと頂いていました。(借入もできない方でした)
正直、「そんな資金で開業できる訳がない」と諦めていたのですが、
たまたま、下記のお話がまいこんできたのです。
20坪の韓国料理屋を営んでいる、ある法人様から、
「店長が急にやめてしまったので、すぐにお店を売却したい」
という相談です。その法人は副業(片手間)で飲食店を営んでいたため、
店長がいなくなると誰も店舗運営ができない状態でした。
なかなかお店も売却先も見つからず、このまま撤退してしまうと、
撤退費用だけで460万円のキャッシュアウトが見えてしまっていました。
( 解約予告期間賃料・・・240万円
原状復帰費用・・・100万円
中途解約による保証金償却・・・120万円 )
そこで、その店長Aさんにそのまま業務委託してお店を運営してもらうことになったのです。
業態を変えるため、店内の内装は50万円程度で施しましたが、
あとは毎月5万円程度をその法人に納める仕組です。
その法人からしてみれば、Aさんが上手く運営できれば、金融機関の与信がつくため、
「借入→売却」と460万円の損失どころか、キャッシュがはいってきますし、
もし、Aさんが上手くいかないとしても、
保証金償却額が減るうえに、撤退費用をAさんと折半できるという仕組です。
いかがでしょうか?
もし、低投資開業を狙うのであれば、
「うまくいってなさそうな店舗オーナーに交渉をする」ことも一つの方法ということですね。
※もちろん、家主さんの了承は必要になりますが、、